鶴見台(つるみだい)    (北海道)  2014.02
        Photo by
 K . Umezu


鶴見台は、釧路市内から車で約30分ほどの鶴居村にあるタンチョウの給餌場(※)のひとつで、野生のタンチョウが餌を求めてやってきます。
ここでの給餌は、11月〜3月までの間、朝(7時頃)と午後(14時30分頃)の2回行われます。
周りは林(民家もあり)で開放感はいまひとつ。 またタンチョウとの距離も近い場所で30mぐらい、飛来(着地)場所までは100mぐらいあるので
見るだけでも双眼鏡は必要だと思います。(レンズなら300mm〜500mm必要)  ただ、割と人が少ないので個人的には好きな場所です!

(※)有名な場所としては、「阿寒国際ツルセンター」「丹頂鶴自然公園」、「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」などがあります。
鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリは、ほとんどタンチョウの姿が見られなかったのでお勧めできません。

                      (使用機材:Nikon D800/Nikon24-70mm F2.8、Nikon 300mm F2.8、Nikon X1.7テレコンバーター)


                                                                   (編集&up:2015年12月)


鶴見台に行く途中の道沿いに「釧路市湿原展望台」がありました。 早朝なので施設はクローズ。展望台横から見た釧路市街です。



同上  北東方向には釧路湿原が展望できます。  



幌呂川のタンチョウ  道路横の川にタンチョウ「初」発見! 雪に埋まりながら土手から撮りました。



 同上  幼鳥なのですが、羽の様子がおかしい。氷も付いてしまっている。 



以下鶴見台です。  この日は8時40分頃到着。もう餌が撒かれています。 (2日目は7時頃到着。 後半の点線以下が2日目の撮影です)



ジッとしているときは一本足です。 体温を下げないため、と聞いたことがあります。
朝日が体にあたって輝いています。 (これで30mぐらい離れていると思います)
羽がキレイです。



エサを求めて次々と飛来してきます。 100mぐらい離れているので500mm+トリミングでやっとこれぐらいです…
ここ(鶴見台)では、地形の関係から?か、地面スレスレまで滑空してきて着地します。 (阿寒国際ツルセンターでは、上からふわっと降りてきます)
地面から1mもありません。
風切羽がキレイ。
多い時には5羽以上で飛来してきます。 中央の幼鳥を囲むようにして降りてきました。



以下着地の連続写真です。  羽の後部を下にまげて(飛行機で言うと「フラップ」ですね)、速度と揚力を調整。 
一気に羽を広げて(飛行機でいうエアブレーキ)空中でストップします。
そして「トンッ」という感じで着地します。 お見事!



以下も着地シーンです。
後ろは幼鳥ですが、まだ着地が少し下手なようです。



着地場所に他のタンチョウがいたので、降りてきながら威嚇!してます。 珍しいシーンです。



以下離陸の連続写真です。  トットットッ、という感じで走り始めます。
走りながらはばたきます。 この感じが力強くて好きです。 
ハクチョウのようにバタバタせず、「スッ」と浮かんでいきます。 (まぁハクチョウは水面からなので仕方ないのですが…)
羽がとても美しい…



以下お尻と背中。(あまり撮ることがないので撮ってみました)


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以下2日目の写真です。


朝7時過ぎに到着。まだ日が出ていません。 到着して最初のタンチョウが飛来しました。まるでダンスを踊っているかのような着地です。



朝っぱらからケンカ!
もっともケンカと求愛ダンスは紙一重のようにも思えますが…



鳴き始めました。
だんだんと鳴くタンチョウが増えて、合唱になります。
奥のタンチョウはまだ子供かな。 2羽が鳴くのを何だか不思議そうに見ています。
声はとても大きく、数百m先でも聞こえます。
こちらは夫婦かな? 掛け合いのようにしています。
うーん、美しい…
日があたって、とてもキレイです。



これは(多分)子供同士のケンカ。後ろで親鳥が見ています。












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